Palla/ 河原和彦 作品展

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  • STROKE

  • 2015.10.1(木)~10.23(金)

  • Palla/ KAWAHARA Kazuhiko

  • STROKE

  • October 1-23, 2015

13:00~19:00
火曜・祝日休廊(会期中の休廊日: 10/6、10/12、10/13、10/20)

オープニング・イベント

2015年10月4日(日)15:00~
PALLALINK(河原和彦氏 東陰地正喜氏)の「STROKE」公開実験

 

河原和彦氏は1969年大阪市に生まれ、大阪市立大学で建築を学び、建築設計の仕事に携わったのち、Pallaというアーティスト名を使い、1枚の写真を折り返し反転させ繰り返し重ね合わせる手法や、動画を 使った独自の手法を用いて映像・写真作品を発表している作家です。

今回の作品は現実世界のものごとを捉えた写真ではなく、コンピュータ上で生成された動画空間の一瞬をとどめたスナップショットです。作品についてPalla氏は次のように語っています。

「作品は、コンピュータによりシミュレートされた空間の一瞬を描画したものである。

シミュレートされるのはごく単純な物理現象である。仮想空間に配置されたオブジェクト群が一つの重力圏に捕らえ られ、お互い衝突を繰り返しながら運動する様子を仮想カメラで撮影している。

コンピュータによって描かれた空間のあらゆる現象は、あたかもすべて自動生成されて現れてくるようにみえるが、実際の ところこの仮想空間は、プログラミングする人間の作為・意志・感性によって絶妙な調和を保っている。

激しい衝突を繰り返しながら徐々に大きな塊となっていく様子は『星の誕生』を思わせる。

偶然にまかせて描かれたコンピュータのストロークは、果てしないドラマの序章を告げるかのように豊かで美しい。その全ては人間の作為(ストローク)に過ぎないにもかかわらず。」

コンピュータ上という現実世界に存在する様々なものごとから切り離された仮想空間の中で、人の手によるプログラムによって作り出された動画とその静止画像は、それをみる人に「現実とはなにか」を問いかけることでしょう。一見シンプルにもみえるものの、複雑で予測不能な一瞬が織りなす視覚的な世界を楽しんでいただけることと思います。今回の展覧会では、映像作品とインクジェットによる平面作品を展示いたします。

お知らせ>>>10月31日から11月28日の3回にわたり、富田林市公民館でPallaさんのワークショップが開催されます。