Space. Illusion. Emptiness
2012年9月7日(金)― 9月13日(木)
Jerzy OLEK
Space. Illusion. Emptiness
September 7-13, 2012
※銀杏菴で「Seeing Oneself」展を同時開催いたします
オーレク氏は1943年に生まれ、ポーランドに在住するアーティストです。1970年代より芸術家かつ理論家として写真をベースとした様々な表現活動や展覧会企画をポーランドや世界各地で展開する一方で、ポズナン芸術大学、およびワルシャワ社会科学人文学大学(SWPS)で写真教育に携わる教授でもあります。
今回の個展「Space. Illusion. Emptiness (空 幻 無)」では、平面とピラミッド状の立体作品を展示します。写真を使うことによって、本来は立体であったものから平面へ、人間の複眼視からカメラの片眼視へと集約されてしまい、ルネサンス的な遠近法を背負うということになってしまいますが、オーレク氏はそれに甘んじず、独自の方法で新たな空間を作り出しています。断片に切り分けられた写真と日本の文字を使うことによって生まれるイリュージョンと空虚が生み出す空間が並べられたその作品は、見る人の想像力を引き出し、見る人ごとに新たな発見をすることとなるでしょう。
本展に合せて、オーレク氏も来日いたします。
また、今回の個展と同時開催で銀杏菴(大阪市中央区龍造寺町7-17)におきまして、世界各国を巡回している「Seeing Oneself」展を開催いたします。本展は世界9か国90名の作家の作品を展示する展覧会で、オーレク氏の企画によるものです。